筋書きのないドラマ、筋書きのあるドラマ-映画編-

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サラリーマンはつらい 「沈まぬ太陽」

航空会社に勤務する恩地(渡辺謙)は、組合活動で目立ちすぎて睨まれてしまい、その後カラチ、テヘラン、ナイロビなどの僻地へばかり赴任させられる。日本に戻ってくると墜落事故の遺族対応。それでも誠実に自分なりの筋を通す恩地に、社長交代という追い風が吹いてくる……
監督:若松節朗 出演:渡辺謙




やっと観に行けた……
率直な感想として、今オンエア中の、同じ山崎豊子さん原作「不毛地帯」より数段面白かった
ただ、仕事帰りの、この重い内容の3時間半はかなりグッタリ(途中10分の休憩はあったけどね)。
だから、「沈まぬ太陽」の方こそドラマで何回かに分けて放送して欲しかったな~。


以下ネタバレありです。

しょっぱなから、リアルな航空機事故の無念さ、痛み、哀しさ、切なさが満載。
あっという間に胸が詰まってしまった。
そこがこの映画の現在――1985年かな。たぶん、あの御巣鷹山の事故がモデルだろうから。

その後、過去の組合活動の様子が回想でちょこちょこ挟まれて、
この辺り時間を遡る作りにする必要があったのか、ちょっと鬱陶しかったかも
皆さんの若作り(失礼)も、ちょっと痛々しい部分が

とにかく恩地は偉い。
どんなに理不尽な扱いを受けても、自分の筋を曲げない。
左遷された先でも頑張るし、家族の謗りを受けても堪える。
心の底から応援したくなる

ただね……
恩地のように強い人はそういないだろうな、と私は思ってしまったわけで。
むしろ、憎々しいまでにくだらない企業体質に染まってしまった行天(三浦友和)の方に、
ちょっと共感してしまったりして……

企業の論理と個人の信念。
それって相反することが多いでしょ。
その中で、企業色に染まらないで、正しいことを正しいと叫び、おかしいことを正そうとする。
それには自らのサラリーマン生命を賭けることになってしまう。
そうまでして、信念を貫ける人はどれだけいるのだろうかと思ってしまうのだ。。。

行天の方は、会社がおかしいとわかっていながらも、迎合して生き残っていく。
たぶん、それだって苦しいはずだ
そんな人は多いはずだ。
その辺が美樹ちゃん(松雪泰子)が訴えていたことなんじゃないかな。。。


え~~~、山崎豊子作品つながり、ですかね。大河内教授とか、陸一心さんとか。
とにかく出演している俳優陣もスゴイ。この人がこんなちょい役だけなんだ~、みたいな。

そんな俳優さん達と共に、ストーリーも、「ラストこれでいいの?」と思いつつも、
とにかく観ごたえは充分でした


コメント

こんばんわ~

そうね~。。。「不毛地帯」は何かダラダラしちゃってますね~^^;
あと1クール見続けるのかなぁ私。。。

それに比べて、3時間以上みっちり魅せてくれた映画でしたわ。

>恩地のように強い人はそういないだろうな

理想ですよね。
きっと、みんな目指すところは恩地なんだろうけれども、
あんなに真っ直ぐには生きられないので、ウザく感じてしまうのかも^^;
理想を貫いて生きる。
誤った社会に屈しない。
難しいですね~。
でも、素敵です^^
渡辺謙さんがピッタリでした^^

  • 2009/12/03(木) 21:17:32 |
  • URL |
  • くう #-
  • [ 編集 ]

こんにちは~♪

くうさん

そうそう、渡辺謙さん、凛々しくて素敵でしたわ。
今現在でも、みんなが求めているリーダー像かも。
ああいう人になれないジレンマを持つ行天も、
屈して人生終わってしまった香川照之さんの役も(役名、忘れた……)、
みんなそれぞれ哀しくて、
サラリーマンて、つらいと改めて思っちゃいました。。。

  • 2009/12/04(金) 11:34:34 |
  • URL |
  • junjunf #-
  • [ 編集 ]

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