筋書きのないドラマ、筋書きのあるドラマ-映画編-

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人への思いに溢れてる 「幸せへのキセキ」

ベンジャミンは息子の退学と隣家のうるささをきっかけに、郊外に家を買う。半年前に妻を亡くしたことで環境を変えたい気持ちがあった。しかしその家は「動物園つき」という条件があって……
監督:キャメロン・クロウ 出演:マット・デイモン



まずはこのタイトルってどうなんだろう。。。
「幸せの教室」とか「幸せのちから」とか「幸せのレシピ」とか、
最近「幸せ~」のタイトルが多すぎて区別がつきにくく、
内容もわかりづらくて、うっかり観逃すとこだった

原題通り「動物園を買っちゃった」でよかったのでは。
その方がインパクトあるし、
え、それでどうするのよ? と興味もひくのではと思う。

ともあれ、私がこれを観に行くことにしたのは、マット・デイモン目当て
アクションでないマットは久々だ。
でも、、、何か恰幅よくなりすぎてない?
ちょっとジョン・トラボルタの
若くてカッコよかった頃から、いい味を出してきた年頃への変化を思い出しちゃったわ。
(いえ、ジョン・トラボルタ、大好きなんですけど。
しかも中年になってきた頃の方が好きなんですけどね

「グッド・ウィル・ハンティング」で脚本&今時の若者役にピタリとはまって
鮮烈にブレイクしたマットももう42歳。
いいおじさん。
そして初めて観る父親役(私が観てないだけであったのかもしれないけど)。

いやでも、
こういう父親、いいんじゃない?
母親を亡くした息子に甘くなってしまう、と悩んでたけど、
甘すぎるってことないんじゃないの?
昨今はもっととんでもないバカ親がゴロゴロいるし
このマット演じるベンジャミンは、
悪いことは悪いと言ってるし、ちゃんと叱ってもいるし、
ただすれ違ってるだけに見えた。

7歳の娘に母親の病死のことを話すときだって、
優しくて言葉のセレクトも的確で、子育てに戸惑っているようには見えなかった。

それに何しろ、やっぱりボーンですからね。
肩や腕っぷしなんかはガッチリ逞しくて、
「大草原の小さな家」のお父さんばりに
頼れる感じがあった

で、亡くした妻への想いの強さ。
これがもう切なくてね。
彼女との思い出の場所や物には近寄れないほど。
それじゃ動物園を買うくらいの冒険をしないと、
今後やっていけないだろう。
これ、たぶん身近な大切な人を実際亡くしたばかりだったら、
とても観ていられない映画だと思ったくらい。

だけど、「新しい家を買って引っ越す」というありふれたはずのことが、
「その家は動物園つき」などというスケールの大きさ。
やっぱり海外だよね。
日本じゃ、まずあり得ない。

そうしてスタッフ達と共に、閉鎖中の動物園を開園まで持って行く苦難。
あの農林省? のお役人も悪い人じゃないんだよね。
ただ、あんな広さの動物園の検査に一人しか来ないのってどうなの? 
と思っちゃったけど。
それにライオンの鍵のこととか、
やっぱりお役人は憎まれるくらいぎっちり検査して欲しい。
楽しみに行く場所に危険があったらイヤだもの。
実話の概要をさらっとネットで読んだけど、
何か映画の方はそれをかなり簡単にしちゃった感もなきにしもあらず。。。

まあそんなこんなの苦労の中で、ベンジャミンは息子のディランと和解していく。
ディランの心の変化が、描く絵に表れているのがいい。
始めはおどろおどろしい恐怖漫画みたいな絵だったのが、
死なせてやらなきゃならなかった虎への優しい思いに溢れた絵に。
ベンジャミンがそれを動物園のロゴに使ったの、わかる。

このディラン役のコリン・フォードという子の涼しげな瞳がまたいい。
14歳で既にもう男の子としての色気があって超モテそう
「T2」のエドワード・ファーロングを思い出した(今はどうしてるんでしょうか。。。)。

とにかくこの映画、買ってしまった動物園を通して、
仲間とのチームワークだったり、親子の絆だったり、
子供の淡い恋や夫婦愛だったりと、
人への思いみたいなものがいっぱい詰まっている。

そして、セリフがすごくいい。
気に入ったのは2つ。

「20秒の勇気があればいい」というのは観ているこちらも勇気づけられる。
たった20秒ならできそうだし、それを一歩として今からでも前に進めそうだと。
(これはベンジャミンが兄貴から教わった言葉だけど、
あの兄貴って、最初父親かと思っちゃったわ……)。

もう1つはラストのキモになってしまうので伏せるが、
どうしてこのセリフが何度も出てくるのか、最後の最後で大納得だ

大団円の結末を安心して信じて観ていられる、
でも心はかなり揺さぶられて涙ぐんだりしてしまう
(年齢的なものなのか、最近とみにきちゃうのだ)、
そんな満足感のある映画だった




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