筋書きのないドラマ、筋書きのあるドラマ-映画編-

同名の、野球&映画ブログから、映画だけ独立させてみました。

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なかなか骨太のブラックコメディ 「サラリーマンNEO劇場版(笑)」

NEOビールに就職した新城は営業に配属され、泥臭い営業廻りやサラリーマン的な飲みニュケーションに馴染めずにいた。が、新城が思いつきで提案した「セクシービール」の企画が通り、プロジェクトがスタートする……
2011年 監督:吉田照幸 出演:小池徹平



面白かったな~
好きだな~、こういう、笑いとリアリティの割合が絶妙の、ブラックな感じ。
ありえない設定も受け入れられる程よいコメディだった

元々はNHKの人気コント番組。
シーズン6まであったとか。
沢村一樹さんのセクスィ部長が有名だけど、
なかなか時間帯が合わなくて見逃してばかりで、ちょっとしか観たことがなかった

そのわずかな知識から想像するに、その手のコントがつながれていくだけの映画なのかと思いきや、
ちゃんとしっかりしたストーリーのある、観応えのある内容だったので、
ちょっと意外、嬉しい誤算、だった

説得力あるリアルなエピソードの連続で、
理屈ばかりの頭でっかちな新人が成長するという骨太な幹がある

気まぐれのような決定でプロジェクトリーダーにされてしまった青いルーキーが、
次々にぶつかる壁に阻まれ跳ね返され、ときに挫折、
でも根性や同僚とのチームワークで乗り越えてゆく。

この、ビール会社の新商品開発から販売までの道のりが、
ディテールが丁寧でリアリティがあって、とてもいい。
小池撤平くんが、この成長する新人くんにピッタリ

その成長物語の傍ら、
平泉さんと撤平くんが同期とか、お馴染みだけどセクスィ部長とか、
生瀬さんのずぶずぶサラリーマンの理不尽さとか、
ナンセンスで皮肉たっぷりなギャグに大笑いできる
また、「チーム」についても、きれいごとに終わらず、
降りかけられたブラックなサラリーマン的エッセンスがとても効いていて、
誰もがどれかのエピソードに共感できること間違いなし

私個人的には、ネーミングに行き詰まるくだりが身に染みた。
同じようなことで苦労したことがあって、とってもとっても気持ちがわかったのだ。。。
一言で態を表せて、インパクトがあって、センスよい「名前」を考えるのは難しい。
これだ、と思ったものが没になると、その後はグダグダな案しか浮かばなくて泣きたくなる。
どんどんイメージから離れて、果ては何が何だか意味不明、みたいなことになるんだよね……
いや、この映画ではいい落とし所があってよかったよ~

それから思わずうなずいてしまったのが、
サラリーマンの最初の一歩とは、割にいい加減だったりする件。
課長by生瀬さんの新城by撤平くん抜擢がまさにそれで、全くのテキトーな人選に過ぎない。
「わかるわけないんだから」というのもその通りだし、
だからエイヤの博打に近くなってしまうのも、ある意味仕方ないんだよね。
人事なんかホントに。
運命変わるのにね、それで。
でもそんなもんなのよね……

そんなこんなの、
サラリーマンの悲哀や理不尽さ、それを笑って受け流せる強さ。
しんどさに比べたらほんのちょっとの割合でしかない、
やり甲斐とか達成感。
ちょっとしかないから、100倍嬉しい
そういうものが強く伝わってくる、パワーもある映画。

いわゆるサラリーマン、という陰日向善悪功罪いろいろ、が存分に味わえる、
結構な良作と思う。
私はかなり楽しかった

最後に新城by撤平くんが課長by生瀬さんに放つ一言は、
very nice!
予想通りの言葉であったが、ものの見事に映画をきりりと締めた。
成長してくれて、こちらも嬉しいよ




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