筋書きのないドラマ、筋書きのあるドラマ-映画編-

同名の、野球&映画ブログから、映画だけ独立させてみました。

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「ヒッチコック」 踏み込んでみれば普通の男?

名監督と称されながらアカデミー賞に縁遠かったアルフレッド・ヒッチコックが『サイコ』の製作に着手。が、常識破りゆえ資金繰りは難航、妻アルマともこじれてくる……
監督:サーシャ・ガヴァシ 出演:アンソニー・ホプキンス、ヘレン・ミレン



あの名監督の陰に妻あり。
という、妻のいかに上手く夫の能力を引き出すか、
という、操縦ぶりが爽快な話かと思ってた。

けど、ちょっと印象は違った。。。

確かに妻アルマはヒッチの支えだったと見て取れる。

ただ、何と言うか……
日本でも昔から定年退職したオヤジによくあるパターンと言うか、
何年夫婦やってたのよ!? という……
煎じ詰めれば、つまりは男って妻のこと「なーんもわかってない」
あるいは「わかろうとする努力が全く足りない」
と思ってしまったのだった。

「どうしてもこの映画が撮りたいから」と言えば、
アルマは不満も垂れずに豪邸やプールを手放すことを承知する。
行き詰まったときには必ず側でフォローしてくれるアルマ。
でも映画が成功したときにフラッシュを浴びるのはヒッチ一人。
でもって自分は浮気のし放題のくせにアルマがそれっぽいと責める。
アルマが彼女自身の仕事を始めると、手伝ってくれないので面白くない。

妻が自分の都合通りに動いてくれるのが当然と思っていて、
妻の「報われてないぞ」といった気持ちには30年も気付かない夫。
ちょっとでいいから感謝でも感じられれば、
溜まってはいかないんだけどね……

積もり積もってしまった我慢が今回爆発、ハッキリ言ってやって、
それで初めて夫は妻の不満に気付く。

……身につまされる方、多いはず。

この時代だと、自己主張の強いアメリカ人でも
黙っているのが普通だったのかな。
我慢してたって、
恐らくは大多数の男が「察する」なんて芸当はできないのだ。
キッパリハッキリ言っとかなきゃ気付きゃしない、
という人が男性には多い気がする。

まあ、そういうことに焦点が当たっていたのが、
ちょっと予想外だった。
もっと夫唱婦随、縁の下の力持ち、二人三脚みたいな「良い話」かと思ってたので。

加えて感心したのが、アラカンと思われるこの夫婦の痴話喧嘩。
よくぞこんな歳にもなって、
若造みたいな嫉妬や浮気騒ぎなどパワーの要ることができるもんだ。

あそこまでの熟年夫婦なら、お互い割り切っちゃいそうだ。
疲れるし、面倒だもの。
いやいやいや、、、それは老ける原因になるかしら。
若々しくていいことか(そうなのか?)。

結局、天才と言われたヒッチコックも、一歩踏み込めば普通の男だった。
それが言いたかった映画なのだろう。

とはいえ、超有名な「サイコ」の舞台裏は面白かった。
当時は映倫が今よりずっと厳しかったらしく、
それをかわしながらのホラーシーン、
頭ひねってたんだ、とうなずいてしまった。
お金がなかったり窮地に陥ったりしたときに、
その工夫から出てきたからこそ素晴らしいアイディアだったりするんだろうな、と納得。


ところで、新人俳優をあれこれ物色してるシーンで、
アンソニー・ホプキンス、って言いました?
一瞬だったんで確信持てないんですが、
……「ヒッチ」を可愛げあるオジサンに演じきったアンソニー、その人の若い頃の写真。
ハンサムだったようにお見受けします。



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