筋書きのないドラマ、筋書きのあるドラマ-映画編-

同名の、野球&映画ブログから、映画だけ独立させてみました。

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男の理想? 「指輪をはめたい」

製薬会社の営業マン片山は、頭を打って記憶の一部を失う。カバンの中にあった婚約指輪を誰に渡そうとしていたのか思い出せないのだ。片山の周りにはタイプの異なる3人の女性が出没、付き合っているようなのだが、本命は誰なのか……?
2011年 監督:岩田ユキ 出演:山田孝之



劇場に観に行きたかったのに、あれよあれよという間に公開が終わり、見逃した一作
近々山田くん主演の「凶悪」が公開されるため、山田孝之シリーズと銘打ったCS放送の一環。
山田ファンとしては、もちろんシリーズ全部観るし、「凶悪」も鑑賞予定(今度こそは逃さん……つもり)。



この「指輪をはめたい」は、
突き抜けてる、って思えるほど変わった世界観ではなかったが、
独創的でスタイリッシュな映像、演出、という感じはあった
ついていけないほどクセがあるわけでもなく、
だからインパクトがあるかっていうとそれほどでもなく。

話は面白かった。
記憶を失った男が、持っていた指輪を渡すはずだった女性を捜す。
候補が3人もいる。

この女性3人が、それぞれの個性が立っていていい
また女優さんが合ってる。
美しいインテリの、完璧なバリキャリが小西真奈美。
大らかで気を遣わずにすむ、一緒にいると楽な風俗嬢が真木よう子。
まめまめしさが可愛いが、悲壮感漂う人形劇作家が池脇千鶴。
原作とは大胆に変えたらしいので、女優さんに合わせたのかも。
(主人公も「ヘタレ」に変わっていたのは、山田くんのイメージがそうなのか……?
原作はクールだそうで、それでも合いそうだと思うのだが)

誰が心に決めた女性なのかを探るうち、
どの子もそれぞれ可愛いと思え。
でもそれぞれの欠点が見え。
今度は女の断食によって誰を求めるかを知ろうとしたりして、
展開が自然でおかしくって笑える

でも、途中から意中の人が誰なのか見当がついてしまうんだよね。
まあそこまでは「誰なのか?」が気になって見入ってしまうんだが。

ただ、記憶を失っているという設定ではあるが、
それでもこいつのやっていることは、立派な3股。
それぞれの女性が可愛いと思えるのはわかるが、やはり腹が立つ
こういうのって男の理想なのかなあ。
大体男って、基本的にそれが悪いと思ってないから、
ばれないようにする、という画策が甘すぎ。
修羅場はどうなるか、っていう想像力はないのかね。
謝りさえすれば許されるだろう、という都合良すぎる浅はかさ満々。

とムカツクわけなんで、だから訪れるべき修羅場が訪れたときは
正直スッとした
「ザマミロ」「自業自得」と思えて溜飲が下がる。

だけど、3股になったのには理由があった。
だからいいというわけではないが、
3人の彼女にとってはやはり許せることではないが、
一応納得はできる。

それでもって、この結末は……
……どうなのかなあ。
天誅を受けてそれでおしまい。
ってわけ?

女性はみな逞しく美しく自分の道を生きていく
それは気持ちいいのだが、
……彼はこれでいいの?

何か救いが欲しかったなあ。
彼がやり直す兆しとか、未来へ一歩踏み出すとか、何かが。

上手いと思ったのは片山が製薬会社の営業という設定。
何度か繰り返される「何のために絆創膏持ってるの」という決めゼリフにハマる。
思わずなるほど、と思ったのだが、これも原作と違うらしい。。。

原作は伊藤たかみさんという芥川賞受賞作家さんだそうで、
でも未読。

前半の、違うタイプの女性を3股かけてる具合を見たときには
この原作者の方は男だな、と確信していた。
でも後半のこっぴどい天誅、完膚無きまでの叩き方は、
もしや女では、とも思えた。
調べてみたら、男性の方だった。
映画の監督は女性なので、
私の印象はそのせいなのでしょうかねえ(右京さん風)。


一言で言えば面白かった。
でも、もう一つ後味の良さがあると嬉しかった




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