筋書きのないドラマ、筋書きのあるドラマ-映画編-

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観てしあわせになる「しあわせの隠れ場所」

家族と裕福に暮らす白人のアンと、同じ街の裏側で恵まれず貧しく生きてきた黒人の少年マイケル。寒い夜に半袖で歩くマイケルを見過ごせなかったことから、アンはマイケルを家族として迎え入れる……実話に基づいた物語
監督:ジョン・リー・ハンコック 出演:サンドラ・ブロック



サンドラがアカデミー主演女優賞を獲ったこの映画、
ようやく観てきました

一言で言うと、よかった。

実はもう少し暗い部分のある映画かなと思っていた。
黒人で、母親が麻薬中毒で、父親がわからなくて、教育も受けられない少年。
たいがいそういう境遇だと、ぐれたり荒んだりしてしまう。

このマイケルは始終おだやか
優しそうというより、少し困ったように眉をひそめる表情が憎めない。
好意の手を差し伸べられれば、反発するでも疑うでもなく、握り返す。
学校でも、他の成績は全滅の中、唯一「保護本能」が特に優れていると判定される。

サンドラ演じるアンは、肝っ玉母ちゃんで、短気で、行動力バリバリ
そう言うとふくよかなイメージがあるが、相変わらずスレンダーでおきれい。
全身バシッとブランドで決め、濃いめの化粧もオーケー。
こんな人、近くにいたらちょっと敬遠するかもしれないけど、
映画的には面白すぎる。。。って、実話だから実在されてるのだわよね。。。
信仰に厚く正義感が強くて慈悲深い、ステキな方。

アメリカって国は、成功者がボランティアとか慈善にとても積極的な感じがするよな~。

アンの家族も素敵だった。

特に旦那さん
アンのやりたいことをいつも理解していて、受け止めてくれる。
演じていたのはティム・マッグロウという方。
カントリー歌手だそうですが、かっこよかった~

娘も、反抗期くらいの年だろうに、アンの思惑をよくわかっていて、
周りでバカなこと言うヤツは無視すればいいと言い切る

息子がおかしい
子供のくせにちゃっかり者で、物事の見極めが鋭い。
ちょこちょこ笑わせてくれた。

こんな家族に引き取られたマイケルが、だんだんと心を開いていく。
勉強でもアメフトでも、頭角を現していく。
その過程が温かい。
豊かさに触れたときに、彼が漏らす貧しい厳しさのひとことひとことが切ない

貧しいまま教育やスポーツのコーチをうけられなかったら花開かなかった。
どれだけの才能がそうやって埋もれてしまったんだろうな……。

人の悪意や荒涼とした部分は大々的に排除してある感じがする。
なのに、リアリティはバッチリ。
そしてその分良心の温かさがジンワリ。
「出来すぎ」感もなく、「よかったね~」と、彼らと一緒に幸せになれる映画だった

ただ、今一つわからなかったのが、アンがなぜマイケルを引き取ろうと思ったか。
事前に知っていたのは、息子とちょっとしゃべっていたところだけ。
慈悲深い人だから一夜の宿を貸そうとは思うかもしれないが、
家族の一員として迎え入れるには理由が弱い気がした。
むしろダンナの方が、そういう気になるのならわかるんだけど。
試合観戦の後、無責任に巻き散らかされたゴミをマイケル一人で拾い集めるところを見ているわけだから


余談ながら……

原題の「THE BLIND SIDE」って、トップシーンに出てきたように、
アメフトのクォーターバックを死角からのタックルから守るということではないのかしら……
マイケルは「家族を守る」気持ちで試合に成功したわけだし、
みな見えない危険から大切な人を守ってるんだよ、
というふうに私は受け取ったものだから。。。
「しあわせの隠れ場所」って意訳は何となく腑に落ちなかった……

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『しあわせの隠れ場所』

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  • to Heart

信頼こそが最強の愛情になる。『しあわせの隠れ場所』

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しあわせの隠れ場所 [映画]

【THE BLIND SIDE】 2010/02/27公開 アメリカ 128分監督:ジョン・リー・ハンコック出演:サンドラ・ブロック、ティム・マッグロウ、クィントン・アーロン、キャシー・ベイツ、リリー・コリンズ、ジェイ・ヘッド、レイ・マッキノンバート・コットンあなたの人生史上、

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