筋書きのないドラマ、筋書きのあるドラマ-映画編-

同名の、野球&映画ブログから、映画だけ独立させてみました。

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優しい後味 「おまえうまそうだな」

草食恐竜に育てられたハートだが、自分が肉食恐竜だと知り、母と兄から離れて一人で生きていく
監督:藤森雅也 声:山口勝平、加藤清史郎


育ててくれた親が、本来の自分の食べ物である
そのショックに一人で生きていくことを選んだハート。
母親を食べてしまった、という夢を見て汗だくで起きる姿が切ない

それでも肉食生活をやんちゃに謳歌していたかに見えて、
ハートを父親だと思い込んだ草食の赤ちゃん恐竜「ウマソウ」を守るようになる。

ハートのこのあたり、本能には逆らえなくとも、
「自分の好みで食うか食わないか決める」男気あるところが憎めない

何より「ウマソウ」が超がつくカワイさ
ハートがついつい守ってしまうのが、とってもよくわかる。
この声、こども店長。
ものすごーく合っている◎

情は本能を越えられるのか――野性動物の食うか食われるかの世界は厳しいが、
その中で自分を見失わずに生きるハートを応援したくなる

クスリと笑え、ホロリともし、
もうちょっと頑張ってみようかな、くらいの元気も出る、
後味のいい映画だった




他にだーれもいない、貸し切り状態のゼータクな鑑賞でした。
……この映画館、お気に入りなんだけど、
経営大丈夫なのかなぁ……



コメント

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  • 2012/06/07(木) 03:49:19 |
  • |
  • #
  • [ 編集 ]

JHさん、コメントありがとうございます。

こんにちは、初めまして。

JHさんはこういったジャンルの作品に大変詳しい方なのですね。

私がこれを観たのは結構前なので、記憶があやしいのですが、
確かにバリバリ子供向けの絵柄ではなかったかもしれません。
話もどの年齢にターゲットを絞ったのかと問われると、
これもうろ覚えなこともあって何とも言えないのですが、
そこは明確にしないといけないのだとは思います。

ターゲットをどこに置くかということは、
商業的にとても重要なことなのでしょうが、
私個人としては、一視聴者、一読者として、
ドラマや映画や漫画や小説など、
割と年齢男女の垣根なく魅せるものを好んでしまうので、
あまり気にならなかった(というか、気づきもしなかった……)んですね。。。

とても専門的な視点で詳しいコメントをいただき、恐縮です。
一つの作品を作るにときには考えるべきことがたくさんあるのだな、
と教えていただけたコメントでした。


  • 2012/06/07(木) 18:46:48 |
  • URL |
  • junjunf #-
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  • 2012/06/20(水) 09:29:04 |
  • |
  • #
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Re: おまえうまそうだなの補足

JHさん
本当にお詳しい補足、ありがとうございました。
もしJHさんもブログを開設されていて
他にも詳しいご意見を書いていらっしゃるようなら、
教えて下さいね。

  • 2012/06/21(木) 18:01:04 |
  • URL |
  • junjunf #-
  • [ 編集 ]

おまうま

この映画は最近でもどこかで上映会をやったそうです。先月の9月でもやったそうなのでどこかで需要はあるのだと思います。

しかし、原作絵本は読んでないのでわかりませんが、少なくとも映画のプロデューサーの「とにかく女の人が泣ける話」という要望や企画や宣伝の「心温まる」路線の強調は無茶だと思いました。大人の事情かどうかは知りませんが、企画サイドと作り手サイドの思いが少々ズレてるような気がしました。上層部の考えとメインスタッフの考えが違うと中途半端な事になるのでは?と思いました。

仮にも恐竜世界で捕食者と非捕食者の問題も出てくる映画で、ショートアニメや漫画でもないのに「女の人が泣ける」「心温まる」路線ばかり押し付けられても、作るスタッフも困るのでは?と思ったのも事実です。(作品にある要素の1つとしては良いのですが)。例えば恐竜物ならハードな世界があってその中で、生まれる愛や友情が良いのです。なのでやたら、「女の人が泣ける」「心温まる」ばかり強調するとハードな世界の中で生まれる愛や友情の良さも半減しますし、作品としても抑揚のないものになると思います。

子供だって場合によってはシビアだし媚びられるのを嫌になる事はあると思います。子供向けの作品や書籍でも子供にわかるように伝えた、ハードな話のやつもありますし。
監督としては去年のアニメージュの8月号のこの人に話を聞きたいで、「捕食する側とされる側のテーマの話だったから、やっぱりそこから逃げて作る事は出来ない」「自然描写も含めて、ちょっとリアルに世界観を作らなくてはいけない」「人の生き死についてはあまり嘘をついちゃいけないと思う」 と寧ろ客観的とも言える発言”も”していました。生き死に関しては、忍たまの映画についても「そこのギリギリのところをどこかなどこかなと探りながら作ったという部分はありますよね」と言っていました。
またお母さん恐竜がまた子供を生んだ所についても「お母さんにも普通の女性としての性がある」「生々しい感じが出るといいなとは思っていました。」とも言っていました。
いずれも子供向けという媒体や企画の都合もあって、表現規制の制約は強かったのでしょうがその枠の中で表現しようとしたのかもしれません。
インタビューはURL先の「今更だけどおまえうまそうだな」というタイトルのコメントの部分の画像にあります。2011年アニメージュ8月号はAMAZONで中古販売しているかもしれません。

プロデューサーから「とにかく女の人が泣ける話を」と言われた事についても、「人が死ぬか別れるかと言う小手先のテクニックで泣かせたくない」って言ってるんであって”可哀想な話”が嫌だと言ったわけではありません。実際、キャラが死ぬシーンで泣かせるより虚しさとか冷徹さを表してる漫画アニメドラマはあります。この映画の絡んできたライバルポジションキャラが倒れる所も泣ける演出というより、無常さを感じられる演出だったと思います。(悪い意味ではなく)

個人的に「女の人が泣ける」というのは死の描写についても綺麗事のイメージが浮かんでしまいます。本当にハードなものは死の描写についても「泣ける~」ってよりも冷徹さを表す事が多いと思います。昭和時代にあったやなせたかしさんの「チリンの鈴」も死が出てきますが、綺麗に泣かせる為のシーンではなく厳しさや虚しさを表したものでした。

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